1711年創業

「酒は健康に良い飲み物でなければならない」という信条を代々受け継ぎ、日本で最初の自然酒(農薬・化学肥料を一切使わない自然米でつくるお酒)を醸した仁井田本家は、自然米100%、純米100%、天然水100%、の酒造りを信条としています。

先ずこの蔵は伝統ある宮城の蔵元四つが企業合同した蔵。以来業界きっての発信力を有する革新的な蔵元です。
先ず、40数年前に誰もが思いもつかなかった級別に対して「無鑑査」の酒を発表しそれが契機としてきょう別が廃止、更に今では認知されてきている「発泡清酒すず音」清酒で初めて瓶内発酵させた酒で、古来の人々の酒を想定し、ネオクラシカルとして発表。更に更に、「ワタシノオト」と名付けた酒は、12%の酒で飲みやすさを基本に開発。又ポルトガルにマデイーラという酒がありますが、発酵の途中でアルコールを添加し発酵を止め、加温熟成する酒ですが、日本で初めて一ノ蔵が発表したのがマデナ。米アルコールを添加しその後加温熟成は当地の鳴子温泉の温泉熱を利用したものです。次々と新しい酒を開発すると同時に、伝統的手法による酒もIWCという権威のある団体から最高賞を受賞するなど紹介に紙面が足りないほどです。地域農業にも積極的で農業法人を立ち上げ、農作物の販売までてがけています。

山形県酒田市、以前NHKで放送された朝ドラの最高視聴率をとった「おしん」の地。創業180年。上杉藩のむ家臣から、水の良さを指摘され安政元年に創業。純米大吟醸と名がつくと一般的には高額商品として、なかなか購入するのも躊躇しますが、楯野川の酒は、非常にリーズナブル。

山形県鶴岡市はダークダックスが歌った「雪の降る町」で有名。又蔵元の祖先をさかのぼると、何と加藤清正につながる家系。この蔵は何といっても「十水」という酒。江戸時代に仕込まれていた作り方を、現在では見事に復元するには非常に技術的に困難といえますが、それを見事にやってのけました。味には五味があるといわれていますが、その調和が何とも見事。燗でも高い評価を受けています。

西屋オリジナルの「閑雅一時」の酒は切れのいい辛口。

ゆっくりとくつろいだ時間におもむろに飲んでほしいと蔵元に開発依頼した酒です。

現存する蔵元の中でも創業以来500年と伝統を誇る蔵元です。「派手な桜の花よりも、地味ながらもふくらみのある梅の花のような酒を造りたい」というのが蔵のモットー。山廃造りに元々定評がある蔵元ですが、最近では生酛造りの酒の評価がダントツの人気銘柄です。

天寿さんを紹介するのに、何といっても先ずは米でしょう。農家とともに原料米に取り組んでいます。更には水です。天寿の仕込み水は鳥海山の万年雪の伏流水です。この水は市販されています。そして造りの特徴は「なでしこ」から採取した酵母を利用しています。まさに酒造りの原点である「米」「水」「人」が調和する蔵元です。

旭川市、大雪山に向かう39号線沿いに蔵元があります。夏にはジンギスカンが楽しめることでも知られていて、地域と密接な関係があります。元々は兵庫県伊丹の発祥で、江戸時代は酒番付に「酒は剣菱・男山」と称され名酒としてその名を広く知らしめ、元禄時代に起きた忠臣蔵で祝杯を挙げた酒として知られています。